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地域 | 樺太 |
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解説 | 明治3(1870)年2月に開拓使から分割して樺太開拓使が設置されていたが、明治4(1871)年8月に樺太開拓使が北海道開拓使に併合された後、明治5(1872)年9月に北海道を6大部に区分して統治する伺が太政官から認められたことに併せて、開拓使樺太支庁が設置された。明治6(1873)年5月には支庁の分課制が定められ、庶務・民事・会計・刑法の4課が支庁の下に置かれた。当初樺太では日本人とロシア人の雑居が認められていたが、開拓使は明治7(1874)年3月に日本人の引揚げを布達し、明治8(1875)年11月には樺太千島交換条約が交付された。これにより樺太はロシア領となり、開拓使樺太支庁は廃止された。 |
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参考資料 | 北海道編『新北海道史 第三巻 通説二』北海道、1971年、100-104頁、208-216頁、257-278頁 |