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地域 | 南方軍政地域 |
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都市名 | インドネシア(スマトラ) |
解説 | 太平洋戦争中、陸軍によってスマトラ島占領が進められ、1942年3月にはスマトラ全島が第25軍の作戦地域に編入された。スマトラはマレーと共に第25軍軍政監部の指揮下に置かれ軍政が開始された。スマトラにおいては、旧蘭印時代の10の州区域をそのまま州とする方針とされたが、軍政要員の到着が遅れ8月になって各州知事が任命された。しかし、スマトラとマレーは地理的に離隔し不便も多かったため、1943年4月第25軍司令部のスマトラ移駐に際してスマトラ軍政監部は独立した軍政機関となった。組織としては本部と支部(各州)に分かれ、本部に総務、内政、司法、産業、財務、交通、通信、会計監督、宣伝の各部のほか、出先機関として地方鉄道局、通信管理局、郵政管理局、海事局があったが、1943年9月の改編で通信部と交通部を廃して土木部を新設、外局として通信総局と交通総局を設置した。その後組織は簡素化され、本部は総務、産業、財務、土木の4部編成となった。 |
上位の階層 | |
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参考資料 | 第25軍軍政監部の編成については、「第25軍軍政実施要綱」(C14060608700)を参照。秦郁彦編『南方軍政の機構・幹部軍政官一覧』非売品、1998年、25-28頁。岩武照彦『南方軍政論集』巌南堂書店、1989年、63-81頁。 |
歴代長官 部局長等 |
スマトラ軍政監一覧西大条胖(陸軍少将) 1943年4月20日~1944年10月14日谷萩那華雄(陸軍少将) 1944年10月14日~終戦による廃止 |