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地域 | 南方軍政地域 |
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都市名 | インドネシア(ボルネオ) |
解説 | 太平洋戦争中、海軍主担任地域の占領軍政を担う南西方面艦隊民政府(1943年4月1日に南西方面海軍民政府に改称)の下部組織としてボルネオ民政部が設置され、ボルネオ民政部の支部としてバリックパパン支部が置かれた。1943年2月に軍政部支部が州に昇格され、民政部長官の下に州知事庁が置かれた。州知事には海軍司政長官が任命され、州知事庁には第一~第十の課が設けられた。1944年5月には戦局悪化にともなう地方分権の強化が進み、県を以て地方行政の単位としたことから、バリックパパン州においても東クタイ、西クタイ、バリックパパン、パシル、ボヴエン・マハカムの各分県が置かれた。州知事庁の職員は南西方面海軍民政府直属とされたが、1945年春頃から連合軍の進攻激化によって7月バリックパパンも陥落した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 太田弘毅「海軍南方占領地行政の機構系統の変遷」『日本歴史』344号、1977年、39-64頁。秦郁彦編『南方軍政の機構・幹部軍政官一覧』非売品、1998年、49-50頁。 |
歴代長官 部局長等 |
バリックパパン州知事後藤真佐男1943年2月5日~1944年10月5日杉山俊郎1944年10月5日~終戦による廃止 |