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地域 | 樺太 |
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都市名 | アレクサンドロフスク・コルサコフ・ウラジミロフカ・マウカ |
解説 | 樺太民政署は、民政長官が1905(明治38)年5月の占領地民政署の職員に関する勅令第156号に基づいて設置された後、同年8月に創開された。同勅令に基づき、民政署では民政長官の下に奏任事務官8名、技師2名、通訳官2名、屬、技手、通訳等定員29名、従卒15名が置かれた。民政署は当初アレクサンドロフスクに置かれ、コルサコフ(後の大泊)に支署が置かれたが、1905(明治38)年9月のポーツマス条約調印により北樺太が返還されると、アレクサンドロフスクの民政署はコルサコフに移転した。この移転の後から民政署の事務は本格的に始動し、その後コルサコフ、ウラジミロフカ(後の豊原)、マウカ(後の真岡)に三支署が設置された。1907(明治40)年3月に樺太庁官制が制定されると、樺太における民政の執行機能は樺太庁に引き継がれた。 |
上位の階層 | 明治・大正・昭和(植民地・占領地) > 樺太 > 樺太民政署 |
下位の階層 | |
参考資料 | 占領地民政署の職員に関する勅令については、A03020637400(1905年5月)を参照。社団法人全国樺太連盟編『樺太沿革・行政史』1978年、309-314頁。 |
歴代長官 部局長等 |
民政長官:熊谷喜一郎 事務官:松崎壽三/横田郷助/尾崎勇次郎/小野義一/榊原毛乃 属:矢木小三郎 技師:和田健三/岸上鎌吉/川崎繁太郎 技手:柳川振/中村隆/藤田勘太郎 通訳:渡邉理恵/川角忠雄/簾藤三平 |