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地域 | 樺太 |
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都市名 | アレクサンドロフスク・コルサコフ・ウラジミロフカ・マウカ |
解説 | 樺太民政署民政長官は、1905(明治38)年5月6日の占領地民政署の職員に関する勅令第156号に基づいて設置され、同年8月28日に樺太民政署が創開されるに先立ち、同年7月28日、熊谷喜一郎が初代民政長官に就任した。熊谷長官は同年8月23日にアレクサンドロフスクに上陸し、この8月23日を始政記念日とすることが後の1909(明治42)年8月に定められた。民政長官は、出入船舶の検疫、陸軍省告示の実施、軍令等違反者の逮捕拘禁審問処罰、駐在憲兵隊の隊長以下の指揮、支署員および一般雇員の任免と派遣、民政に関する軍令の施行について、軍司令官の委任を受けて庶政を執行し、重大事項に関しては軍司令官の指揮を要した。1907(明治40)年3月に樺太庁官制が制定されると、樺太における民政の執行機能は樺太庁に引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 占領地民政署の職員に関する勅令については、A03020637400(1905年5月)を参照。樺太庁編『樺太庁施政三十年史』、1936年、176-177頁。社団法人全国樺太連盟編『樺太沿革・行政史』、1978年、309-314頁。 |
歴代長官 部局長等 |
熊谷喜一郎(1905年7月~1907年3月) |