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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 1940年6月1日に産業部を改組して設置。産業部の鉱工部門が同時に設置された経済部に移管され、それ以外の農務司・畜産局・開拓総局・林野局・馬政局が興農部に移管された。興農部は満洲国における農業政策・技術指導の総本部と位置づけられた。設置時の部局は、大臣官房・農政司・農産司・畜産司、外局として開拓総局・林野局・馬政局であった。開拓総局はもともと1939年1月に満洲開拓政策推進のため、産業部外局として設置されたものだが、興農部移管後は1942年より開始された開拓第二期五ヶ年計画を主管することとなった。1941年10月には、日中戦争の長期化により日本および中国への食糧供給問題が深刻化する中、糧政司が新設された。糧政司は1941年7月に設立されていた農産物の統制機構である農産公社に分室を設置し、監理官を常駐させて農産物統制に関与した。興農部は1945年8月の満洲国消滅に伴い廃止となった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 満洲国通信社編『満洲国現勢 康徳十年版』1942年(復刻版クレス出版、2000年)192-195頁。 |
歴代長官 部局長等 |
結城清太郎・次長(1940年6月1日現在)/稲垣征夫・次長(1941年7月1日現在)/島崎庸一・次長(1945年5月15日~1945年8月15日) |