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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 満洲国蒙政部は、旗制が実施された蒙古特別行政地域である興安各省の一般行政を担当した。蒙政部の設置は、1934年11月29日の勅令第162号「国務院各部官制中改正ノ件」によって、国務院内の興安総署が拡大されたことによる 。清朝、北京政府、南京国民政府と歴代中国の中央政府は内モンゴルに対して、理藩院、蒙藏院、蒙藏院委員会など中央直属のモンゴル専門の行政機関を有していた。満洲国も、「中国本土」の行政体系とは異なる盟旗制度を有する内モンゴル地区に対して特別の行政機関を置く必要があったのである蒙政部には筆頭部局である総務司の他、興安各省の地方行政、警察、衛生、土木、教育などを担当した民政司、牧畜や農林、鉱業、水産、商工などの産業に関する行政を担当した勧業司が置かれた。蒙政部は1937年7月1日の行政改革によって廃止され、再び国務院内の興安局となった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 郭卿友『中華民国時期軍政職官誌 下』蘭州、甘粛人民出版社、1990年、1787頁。蒙政部の設置については、「国務院各部官制中改正ノ件」勅令第162号、1934年11月29日、(『満州国政府公報日譯』第225号、1934年11月29日、アジ歴Ref:A06031011600)を参照。蒙政部の廃止については、「国務院各部官制」勅令第120号、1937年6月5日(『満州国政府公報日譯』第954号、1937年6月5日、アジ歴Ref:A06031001700)を参照。 |
歴代長官 部局長等 |
依田四郎・次長(1934年12月1日~1937年6月30日) |