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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 国務院財務部理財司は、満洲国成立時の1932年に設置され、貨幣、金融統制、金融機関の監督、国有財産の管理に関する事項を管掌。銀行法、金融合作社、国際収支調査、国有財産制度の整備等に関する金融整備工作を行った。理財科、銀行科、調査科、国有財産科の四科が置かれ、1935年の時点で調査科以外の科長はすべて日本人。司長の田中恭は日本の元大蔵官僚で、川崎両国税務署長。総務庁主計処長松田令輔とともに、大蔵省在勤時代に俊才と並び称されたという。1937年7月の国務院機構改革に伴う財務部廃止により廃止。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 官制については、「満洲国政府公報日譯」アジ歴Ref:A06031000000を参照。「国務院各部官制」教令第6号、1932年3月9日(『滿洲國政府公報邦譯』1932年4月1日、第1号、アジ歴Ref:A06031008700、23~30画像目)。郭卿友主編『中華民國時期軍政職官誌』下、甘粛人民出版社、1990年、1757・1783~1785頁。満洲国通信社編『満洲国現勢 康徳2年版』1935年、満洲国通信社、189・190頁。 |
歴代長官 部局長等 |
田中恭(1932年7月17日~1937年6月30日) |