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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 国務院財務部総務司は、機密に関する事項、官印の管守および文書に関する事、人事、会計・庶務に関する事項を管掌。満洲国成立時の1932年に設置された。国務院各部総務司長には日系官吏が充てられ、彼らが総務長官・総務庁次長と定例事務連絡会議を開催して満洲国の政策を実質的に決定していた。財政部総務司の初代司長は阪谷希一は日本銀行、関東庁財務科長を経て拓務省派遣員、拓務省殖産局長心得等を歴任。二代司長は星野直樹。秘書科、人事科、文書科、会計科、資料科の五科が置かれた。1937年7月の国務院機構改革に伴う財政部廃止により廃止。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 官制については、「満洲国政府公報日譯」アジ歴Ref:A06031000000を参照。「国務院各部官制」教令第6号、1932年3月9日(『滿洲國政府公報邦譯』1932年4月1日、第1号、アジ歴Ref:A06031008700、23~30画像目)。満洲国史編纂刊行会編『満洲国史 各論』満蒙同胞援護会、1971年、9~10頁。山室信一『キメラ―満洲国の肖像』中央公論新社、2004年増補版、179頁。満洲国通信社編『満洲国現勢 康徳2年版』1935年、満洲国通信社、145・190頁。 |
歴代長官 部局長等 |
阪谷希一(1932年3月12日現在)/星野直樹(1932年7月17日~)/田村敏雄(1936年6月9日現在)/田中恭・兼任(1937年)/西村淳一郎(1937年5月17日~1937年6月30日) |