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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 1932年6月1日公布の首都警察庁官制により設置された。首都警察庁官制において、首都警察庁は新京特別市および長春県の警察事務を管掌することと規定された。次いで、同年10月11日に長春市公安局と長春県公安局を接収して業務が開始された。発足当時の分科は、警務科・特務科・保安科・司法科・衛生科の5科であったが、その後外事科が増設された。警視総監には満系が充てられることとされた。警務科長には日系が充たることとされたが、警務科長の職名はのちに副総監に改められ、同じく日系が就任することとなっていた。他の都市においては、同年同月同日に公布された警察庁官制により、それぞれ警察庁が置かれた。首都警察庁の管轄のうち、長春県下の警察権は1937年12月の治外法権撤廃を前にして、1937年10月に長春県公署に「返還」された。1940年10月には首都警察庁が新京特別市の外局として改編され、満洲国政府の機構から離れることとなった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「警務一覧(首都警察庁)」(アジ歴Ref:A05020205500)。満洲国史編纂刊行委員会『満洲国史 各論』満蒙同胞援護会、1971年、278頁。満洲首都警察庁想出の記編集委員会『満洲首都警察庁想出の記』1990年、5-7頁。 |
歴代長官 部局長等 |
谷口慶弘・警務科長(1932年10月現在)/谷口慶弘・副総監/関口保・副総監(1937年7月現在) |