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地域 | 満洲国 |
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都市名 | 新京 |
解説 | 国務院法制局は国務院の外局であり、すべての法令条例を統一的に審議立案した。法制局の設置は、1932年3月9日教令第8号「法制局官制」による。法制局は、法律案、教令案などの起草審議、条約批准の審査、法律などの原本の保管、各国法律制度の調査研究などの事務を管掌した 。その他、法制局内には、各種調査の統制、資料の蒐集を本務とする法制局統計処もおかれた。統計処は、満洲帝国年報や満洲帝国統計をなどの統計図書を編纂し、満洲国における統計調査事業に従事した。1935年11月8日の勅令第131号により、法制局は解体され、法令の審議立案は総務庁法制処、統計処は総務庁統計処へと改編された 。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 岡部牧夫『満洲国』(講談社学術文庫、2007年)/法制局の設置については、「法制局官制」教令第8号、1932年3月9日(『満洲国政府公報日譯』第1号、1932年4月1日)及び「統計処官制」教令第9号、1932年3月9日(『満洲国政府公報日譯』第1号、1932年4月1日、Ref.A06031008700を参照/ また解体については、「国務院官制中ノ改正ノ件」勅令第131号、1935年11月8日(『満洲国政府公報日譯』第499号、1935年11月8日)Ref. A06031012800を参照/満洲国史編纂刊行委員会『満洲国史 各論』満蒙同胞援護会、1971年、7-9頁。 |
歴代長官 部局長等 |
松本侠・代理(1932年6月1日)/三宅福馬(1932年9月19日~1934年3月21日)/遠藤柳作(1934年3月21日)/大達茂雄・兼任(1934年5月15日~1935年5月15日)/大達茂雄(1935年5月15日~1935年11月18日) |