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地域 | 満洲 |
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都市名 | 長春(新京) |
解説 | 関東専売局は、関東州において阿片等の専売制度を実施した関東局の機関である。1934年12月26日勅令第357号により、関東庁専売局を関東専売局に改称したものである。はじめ満洲国駐箚特命全権大使の管理下に置かれたが、翌年2月以降は関東州庁長官の管理下に置かれ、局長も専任となった。本局は大連、支局は奉天、出張所は新京及び安東に置かれ、さらに1935年5月営口にも出張所を新設し、1937年11月には阿片煙膏の製造するため関東州に工場を設置した。主な業務は、生阿片の輸入や売下、交付及び保管や、阿片煙膏及び薬用阿片の製造、売下、交付及び保管に関する事務であったが、1938年2月より阿片の輸入及び輸出の取締が追加され、1940年9月よりモルヒネの製造、譲渡及び保管と、阿片煙灰の買上、保管及び取締が追加され、さらに1941年5月より燐寸の輸入、収納、売渡、保管及び取締と、燐寸の輸入及び輸出の取締が追加された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 関東専売局官制についてはRef.A03021963500、『官報号外』第2396号1934年12月26日出張所新設についてはRef.A01200693400工場設置についてはRef.A02030004500、『官報』第3255号1937年11月6日業務改正(取締業務追加)についてはRef.A02030044400、A03022176600 『官報』第3338号、1938年2月21日業務改正(その他追加業務)についてはRef. A02030198300、A03022503200、 A02030288100、A03022615000、『官報』第4118号1940年9月26日、『官報』第4317号1941年5月31日 |
歴代長官 部局長等 |
水谷秀雄(1935年1月1日現在)米内山震作(1935年7月1日現在)田中新吉(1936年1月1日現在)米内山震作・兼務(1936年7月1日現在)久保彌吉・局長心得(1939年1月20日現在)林田龍喜(1939年7月1日現在)蟻川久太郎(1941年8月15日現在) |