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地域 | 関東州 |
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都市名 | 旅順 |
解説 | 水産資源の調査、水産関連事業の試験、および水産関連事業者の指導を目的として設置された。最初、1907年7月の「関東都督府訓令第60号」に基づき開設されたが、1919年4月の関東都督府廃止・関東庁設置に伴い、関東庁に移管された。その後、水産試験場の予算が関東庁から国庫に変更されたため、1928年7月30日に「関東庁水産試験場官制(勅令第184号)」が公布された。官制公布に伴い、関東都督府水産試験場時代からの業務(漁撈試験の実施、缶詰等加工品の製造試験、漁場調査、養殖適地調査)に加え、水産に関する分析・鑑定、水産に関する講習を行うこととなった。また、1921年以降は海洋調査も実施された。関東庁水産試験場は毎年、『事業報告』を発行しており、その業務の詳細を知ることができる。1934年12月の関東庁廃止・関東局設置に伴い、その業務は関東局管轄下の関東水産試験場に引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 官制については、A01200580300/A03021698100を参照。関東長官官房文書課『関東庁施政二十年史』1926年、631~632頁。 |
歴代長官 部局長等 |
緒方千代治(1919年5月1日現在)別府良夫(1924年7月1日現在)姉帯定助(1930年7月1日現在) |