関東州

旅順／奉天／安東

関東庁専売局は、関東州において阿片専売制度を実施した関東庁の機関である。1928年の関東州阿片令改正に伴い、同年7月30日勅令179号により関東庁専売局官制が施行された。本局は大連に置かれ、生阿片の輸入、売下、交付及び保管や、薬用阿片の製造、売下、交付及び保管に関する事務が行われた。関東長官の命を受け、局長（専任・奏任官）が統括したが、1932年7月より局長は関東庁事務官を兼任させた。1933年満洲国における阿片専売制度実施を受け、関東庁でも南満洲鉄道附属地に対する阿片専売制度を実施するため、同年4月26日勅令第74号により奉天に支局を設置し、新京及び安東にも出張所を設けた。関東局の設置に伴い、1934年12月26日勅令第357号により関東専売局に改称された。

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専売局官制については、Ref.A03021697600、A01200579800、A03021854600、『官報』第478号1928年7月31日、『官報』第1673号、1932年7月28日、。支局設置については、Ref.A01200650600、『官報』第1895号、1933年4月28日。改称については、Ref.A03021963500、『官報号外』第2396号、1934年12月26日。