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地域 | 関東州 |
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都市名 | 沙河口/金州 |
解説 | 関東州の農事に関する業務を行った、関東庁の機関である。1919年4月に関東都督府農事試験場を関東庁農事試験場に改称したが、従来関東州地方費会計であったのを国の特別会計に移管されたことを機に種蓄場が併合され、1928年7月30日勅令第182号によりあらためて関東庁農事試験場官制が公布・施行された。主に農産及び畜産に関する試験、調査、分析、鑑定、貸付、講習及び講話などの業務が行われた。1928年施行中の事業には、種芸部、果樹部、蔬菜部、昆虫部、農芸化学部、畜産部があった。さらに1932年7月には蚕業試験場の事業を継承した。関東庁農事試験場ははじめ大連市の沙河口に置かれたが、大連市の発展や農事改良の必要性が増加したことから敷地拡張が促され、1925年3月に金州東門外に移転された。関東長官の管理の下、職員は場長、技師1人、属1人、技手7人が置かれ、場長には技師(専任・奏任官)があてられた。1934年12月に関東農事試験場に改称された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 農事試験場の沿革については、関東局(編)『関東局施政三十年史』上巻、原書房、1974年、363頁、及び関東局官房文書課(編)『昭和十年関東局要覧』1935年、296頁。官制については、Ref.A01200580100、A03021697900事業については、Ref.A01200609300蚕業試験場の敬称については、Ref.A01200637400、A03021851100関東農事試験場への改称について、Ref.A03021964500 |
歴代長官 部局長等 |
木下義道(1919年5月1日現在)岸秀次(1921年7月1日現在)篠有邦(1925年7月1日現在)中富貞夫(1934年1月1日現在) |