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地域 | 台湾 |
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都市名 | 基隆 |
解説 | 基隆築港調査委員は、台湾基隆での築港を目的として編制された調査機関である。日清戦争後、台湾駐屯を進めるため、陸軍省は台湾縦貫鉄道の建設と基隆築港を起案した。この提案は1895年12月27日の閣議で了承され、実測経費10万円が臨時軍事費より支弁された。1896年3月、基隆築港調査委員が編制され、委員には台湾総督府軍務局・民政局の両局員が選ばれた。調査業務は、海底の試鑿が主たるものであったが、各試験所と連携して気象・潮汐の観測、潮流・波力試験や海陸測量などが実施された。第11回帝国議会解散の影響で調査予算が不成立となったため、1898年4月に委員は解任となり、調査は財務局土木課に引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 台湾総督府『基隆築港概要』1912年。公文類聚・第十九編・明治二十八年・第二十七巻・交通(郵便~船車)(A15113033000)。台湾嶋関係書類 巻1 明治28~38(C11081240400)。台湾嶋関係書類 巻2 明治28~38(C11081244200)。 |
歴代長官 部局長等 |
委員長:角田秀松 |