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地域 | 台湾 |
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都市名 | 台北 |
解説 | 台湾総督府評議会は、台湾総督の最高諮問機関である。1896年3月30日、勅令第89号により台湾総督府評議会章程が制定され、評議会が設置された。その役割は、民政上の重要案件に関する諮問に対して答申することにあったが、1930年6月28日の勅令第128号によって総督への建議が認められた。評議会の構成員は、総督(議長のち会長)のほか民政局・軍務局の各局長・部長、後には陸海軍参謀長や台湾在住学識経験者が加わった。開会には定足数(3分の2以上のち半数以上)が設けられ、出席員の多数決で議決が採られた。一方で、総督には議案の修正・撤回や議決の再議権が認められた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 御署名原本・明治二十九年・勅令第八十九号・台湾総督府評議会章程(A03020232900)。御署名原本・大正十年・勅令第二百四十一号・台湾総督府評議会官制(A03021330400)。台湾総督府評議会『第壱会台湾総督府評議会会議録』1921年6月。御署名原本・昭和五年・勅令第一二八号・台湾総督府評議会官制中改正(A03021776100)。 |