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地域 | 台湾 |
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都市名 | 台北 |
解説 | 台湾総督府により設立された、内外物産を陳列し観覧に供する施設。1898年3月の台湾総督府民政部物産陳列館規則(台湾総督府告示第19号)、及び物産陳列館規程(同府訓令第46号)に基づき、台北城内に設置された。当初の所管部局は民政部殖産課で、館長には民政局殖産課長があたり、主事及び書記には同局殖産課員が任ぜられた。1899年4月16日の規程改正により、館長の諮問に応ずる、特殊の技能や経験を有した商議員が置かれている(同府訓令第114号)。主要業務は、①台湾、内地、外国物産の陳列公開(出品、寄贈は内外人区別なく受入)、②陳列品に関する調査の実施及び委託受付、③物産の自由陳列及び販売を認めた売品室の運営であった。1902年6月4日に同館規則が廃止され(同府告示第74号)、閉館。その後、施設は建物運営ともに台北庁に移管され、同庁物産陳列館となった(台北庁告示第129号)。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「台湾総督府物産陳列館規則」台湾総督府告示第19号、1898年3月18日(『官報』第4428号、1898年4月8日)。「明治31年3月告示第19号民政部物産陳列館規則ヲ廃止ス」台湾総督府告示第74号、1902年6月10日(『官報』第5690号、1902年6月24日)。「物産陳列館出品人、寄贈人及縦覧人心得、売品室出品規則」『台湾総督府档案』典蔵號:00000325010。「物産陳列館規則改正(訓令一一四号)」『台湾総督府档案』典蔵號:00000429002。「明治三十一年三月告示第一九号民政部物産陳列館規則廃止(告示第七四号)」『台湾総督府档案』典蔵號:00000708006。「物産陳列館開館」『台湾総督府档案』典蔵號:00000823042。 |
歴代長官 部局長等 |
柳本通義(1898年~1901年5月29日)/新渡戸稲造(1901年5月29日~1902年6月4日) |