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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 1943年(昭和18)に戦時体制の強化のため、農林省と商工省が再編され、農商省と軍需省に改編された。農林省の外局であった食糧管理局は、農商省へとそのまま引き継がれ、米麦等主要食糧農産物の買入及び売渡等の需要統制に関する事務を掌った。1944(昭和19)年9月30日に食糧管理局分課規程が改正され、業務課3課の新設と食糧管理研究所が設置され、1945(昭和20)年1月1日より施行された。同年2月8日、食糧不足が深刻となったため、さらに分課規程の改正がなされる。第一部(総務課、検査課、経理課)、第二部(米穀課、麦類課、藷類課、外地課)が設置され、総務課では主要食糧の管理、検査課では生産費、消費高等の検査、経理課では食糧管理特別会計に関する事務を掌った。米穀課では食糧管理制度に関する事務を、麦類課では麦類の買入、売渡、交付等を、藷類課では米麦並びにその加工品以外の主要食糧の買入、売渡、交付等を、外地課では外地との間における主要食糧の需給調整、外地又は外国における主要食糧の買入、売渡、貯蔵、主要食糧の輸移出入の統制の実施に関する事務を掌った。終戦後の1945(昭和20)年8月26日に、農商省が廃止され農林省が復活すると、食糧管理局は農林省の外局として引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 農林大臣官房総務課編『農林行政史』第1巻、財団法人農林協会、1957年、330-382頁。 |