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地域 |
中部太平洋諸島
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都市名 |
パラオ諸島
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解説 |
第3通信隊は、1942年4月1日の戦時編成により南西方面艦隊第1連合通信隊に編入された。所管は横須賀鎮守府。1944年3月4日、中部太平洋方面艦隊の新設に伴い、その隷下である第30根拠地隊に所属。パラオ諸島の防衛に従事。9月13日ごろには、隊の一部12名を第30根拠地隊とともにペリリュー地区隊に留める。9月29日、該一部は武功抜群として連合艦隊司令長官海軍大将豊田副武より感状授与。その後も複数回、感状と昭和天皇の「御嘉尚」を受く。該一部を除く第3通信隊本隊の消息をたどることは現状困難。第30根拠地隊隷下であれば復員の有無は不明。第30根拠地隊の上部組織である第3南遣艦隊の指揮下にあったのであれば、復員の可能性あり。その場合想定される経歴は次の通り。1945年9月14日から逐次武器弾薬の引渡、地雷除去等の危険物処理、港湾施設の補修および食糧増産等に参加。17日、戦闘序列解除。21日から復員開始。一部は12月中旬から1946年2月下旬までコロール、アラカベサン、マラカル、ヤップ島の崩壊物清掃に従事。上記残存部隊に含まれていたならば、2月26日にパラオを出港した最終部隊の一部として、3月4日に浦賀に上陸。復員完了。
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上位の階層 | |
参考資料 |
『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦<2>』63、166、198、235~236頁
『戦史叢書 南西方面海軍作戦 第二段作戦』4~16、695頁
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