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地域 |
中部太平洋諸島
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都市名 |
パラオ諸島
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解説 |
第45警備隊はパラオ諸島の防衛に参加した部隊。1944年3月1日、第33特別根拠地隊の一部をもって編成された。8月28日ごろまでには、海軍兵曹長石倉芳太郎を所長とするアンガウル電探所に6名が駐留。9月13日ごろまでにはペリリュー派遣隊712名をペリリュー防衛のために派遣。派遣隊は陸軍のアンガウル地区隊隷下で第30根拠地隊の編制下に入り、ペリリューの戦いに参加。9月29日、武功抜群として連合艦隊司令長官海軍大将豊田副武より感状授与。その後も複数回、感状と昭和天皇の「御嘉尚」を受く。アンガウルおよびペリリューに派遣された人員中の復員の有無は不明。警備隊司令部はパラオ本島に駐留していたと推測されるが、そうであれば1945年9月14日から逐次武器弾薬の引渡、地雷除去等の危険物処理、港湾施設の補修および食糧増産等を実施。17日、戦闘序列解除。21日から復員開始。一部は12月中旬から1946年2月下旬までコロール、アラカベサン、マラカル、ヤップ島の崩壊物清掃に従事した可能性あり。上記残存部隊に含まれていたならば、2月26日にパラオを出港した最終部隊の一部として、3月4日に浦賀に上陸。復員完了。
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上位の階層 | |
参考資料 |
『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦<2>』63、148~150、166、198、235~236頁
戦史叢書 南西方面海軍作戦、550~551頁
厚生省援護局『旧海軍恩給年加算調書』(8)昭和60年3月、217頁
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