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地域 |
中部太平洋諸島
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都市名 |
グァム島
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解説 |
満洲の遼陽に駐屯していた第29師団は、1944年2月、マリアナに派遣され、グァム防衛を担った。最後の師団長は、陸軍中将高品彪。1944年7月、グァム島に上陸した米軍と戦闘。高品師団長は戦死、8月には、組織的な戦闘終結。残存将兵は、終戦まで1年間にわたってゲリラ戦を継続。戦死者6498人、生還者381人。第29師団野戦病院(隊長、森本和夫軍医少佐)では、戦闘間における戦傷者および少数の生存者は、米軍の収容所に入り、終戦後各個に復員した。また、1945年8月30日、第29師団参謀の陸軍中佐武田英之らは、米軍司令部と武装解除について折衝し、9月4日、グァム島アガナ市で降伏文書に調印した。1945年12月15日、グァムから駆逐艦楠で、850人(他の部隊を含む)が浦賀に復員。生存者の中には、終戦を信じず、その後も山中に潜伏していたものもあった。
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上位の階層 | |
参考資料 |
『戦史叢書 中部太平洋陸軍作戦<1>マリアナ玉砕まで』514~606頁
アジ歴Ref:C12122500000、10画像目
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