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地域 |
海南島
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都市名 |
海南島
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解説 |
海南島攻略後、同島警備および後方支援のため1939年1月20日に編成された第5防備隊が、第15防備隊を経て1939年11月に第15警備隊と改編されたもの。特設防備隊とは、その所在地および近海海面の防御・警備に任じ、状況により港務・工作および軍需品の配給、患者の診療を行う後方機関。日中戦争期には進攻作戦停止後、陸戦隊・砲挺隊が防備隊に改編された。支那方面艦隊第二遣支艦隊附属海南島根拠地隊(1939年4月以降海南島根拠地隊は支那方面艦隊司令長官直轄の海南警備府に昇格)の隷下。海口の警備を担当し、重慶軍の保安団・遊撃隊、共産軍に対処。終戦時司令官は吉田喜一大佐。
海南島の支那方面艦隊は、航空関係は杭州空軍第六地区司令官陳参謀が10月2日より接収を開始し20日に終了、その他は10月5日に海南島に来着した越警南区総司令部前進指揮所により接収された。引揚開始日は1946年3月19日、警備府長官以下大部分が1946年4月6日に帰還。終了日は1949年4月8日。中国側の要望により技術協力のため86名が残留したほか、戦犯容疑者として100名が拘束された。戦犯容疑者は上海に移送され、残留者は1950年1月16日までに帰還した。
終戦時、台湾軍人191名とその他台湾軍属が所属していた。
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上位の階層 | |
参考資料 |
戦史叢書 中国方面海軍作戦 昭和13年4月以降、121~122頁469~475頁
坂本正器、福川秀樹編著『日本海軍編制事典』芙蓉書房、2003年、489頁
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