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地域 |
中国
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都市名 |
漢口
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解説 |
揚子江方面特別根拠地隊は1943年8月20日に第一遣支艦隊が格下げされたもので、支那方面艦隊直轄。隷下に漢口方面警戒隊、沙市方面警戒隊、九江方面警戒隊、上流・中流・下流警戒隊があり、揚子江上の警備に任じた。1943年12月~1944年2月、揚子江城陵磯・沙市間の水路の再清掃。1944年、陸軍の中国大陸打通作戦中、第11軍の「ト」号作戦(湘桂作戦)に協力して洞庭湖および湘江水路啓開、揚子江の水路の安全確保を行ったが、湘江の機雷原の多さと在中米空軍の攻撃に苦戦(5月~8月)。1944年12月以降、米空軍による武漢地区の絨毯爆撃が行われ、敵戦闘機による揚子江上船舶の襲撃も熾烈化。1945年4月以降、警備担当区域を漢口から江陰に至る揚子江本流のみとし、上流・支流は陸軍担当とする。上海・舟山島方面海域に機雷敷設。終戦時の長官は澤田虎夫中将。漢口地区は1945年10月3日に中国側による接収終了、海軍部隊は日進倉庫水上警備隊倉庫に集結。漢口撤退については使用船舶が少なく、中国側が若干名を技術者として残留させたい旨要望したこともあり、折衝の結果、1946年5月上旬、九江と同一時期に全員漢口発、上海に集結、同中旬に帰還した
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参考資料 |
『日本海軍編制事典』芙蓉書房事典、2003年、488頁。『戦史叢書 中国方面海軍作戦<2> 昭和13年4月以降』381、409~411、453、474頁。防衛省防衛研究所④艦船・陸上部隊-全般-216「大東亜戦争 功績便覧 特別根拠地隊」。
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