トップページ > グロッサリー検索
地域 |
中国
|
---|---|
都市名 |
青島
|
解説 |
青島方面特別根拠地隊は、1939年11月の支那派遣軍総司令部の創設に伴う支那方面艦隊改編によって、1937年青島占拠作戦時の陸戦部隊である第1聯合特別陸戦隊、横須賀鎮守府第1特別陸戦隊、佐世保鎮守府第5特別陸戦隊をもって編成された。1940年魯東作戦参加、1941年太平洋戦争開戦と同時に青島特別市における米国等の船舶の拿捕・権益の接収を行う。1942年4月、支那方面艦隊兵力縮小に伴い第三遣支艦隊縮小、青島方面特別根拠地隊に統合。終戦後は司令官金子繁治が青島地区海軍関係の終戦処理を統一指揮。1945年9月上旬、中国軍に先立ち米海軍部隊が青島に到着、駆逐艦・掃海艇等6隻を抑留、仁川へ出港させる。9月17日、中国海軍接収員余振興少将が青島着、10月4日に接収業務終了。10月9日中に連絡部以外青島滄口市街地外に移動。11月中旬に青島方面に還送船配船、大部分が11月下旬に帰還。司令官以下30数名は技術申し継ぎ・残務整理のため残留するが、4月22日に戦犯容疑者8名の他司令官以下全員引揚完了。戦犯容疑者は上海に移送された。
|
上位の階層 | |
参考資料 |
戦史叢書 中国方面海軍作戦<1> 昭和13年3月まで、494頁
同<2> 昭和13年4月以降、121、128~129、162、330、357、469、472頁
『日本陸海軍総合事典』480頁
|