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Area | 日本 |
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City name | 東京 |
Commentary | 国民錬成所は国体の本義に基づき、実践躬行をもって先鋒たる人物を錬成する文部省直轄の錬成機関。1940年(昭和15)におこなわれた紀元二千六百年式典の式殿であった光華殿を東京小金井に移転して、1942年(昭和17)11月、9万坪の敷地をもって開設された。所内に企画課(総務班・教育班・訓練班・農場班)、庶務課(庶務掛・会計掛)が置かれ、別に錬成会議が設置されていた。中等学校教員や校長、国民学校長、高等学校教授など、さまざまな対象者を修練生として迎え、心身の鍛錬、精神の修養をおこなっていた。1943年(昭和18)、行政整理のため、国民錬成所は国民精神文化研究所と合併して、教学錬成所となった。 |
Upper level hierarchy | Showa (Sino-Japanese War / Asia-Pacific War) > Wartime Regime > Thought, Education, Culture and Religion > Ministry of Education > National Physical and Spiritual Training Camp |
Reference materials | Ref:国民錬成所官制(A03022692800) 、教学錬成所官制(A14101088800)国民錬成所編『国民錬成所要覧』(国民錬成所、1942年4月)、大政翼賛会調査局編『錬成要綱集粋』(大政翼賛会調査局、1943年6月)、前田一男「国民精神文化研究所の研究-戦時下教学刷新における「精研」の役割・機能について-」(『日本の教育史学』25号、1982年9月) |