日米交渉 資料解説
昭和16年(1941年)9月18日
第一次長沙作戦(加号作戦)が開始される
資料1:C04123698500 戦時月報資料別冊主要討伐状況一覧表(11月分)(1画像〜32画像)
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資料2:C04123879200 支那派遣軍総合戦果(1画像〜4画像)
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 昭和16年(1941年)9月18日、支那派遣軍に所属する第11軍は、湖南省の重慶国民政府軍に対する攻撃作戦である、第一次長沙作戦(加号作戦)を開始しました。この作戦は、9月27日に長沙を占領した後、10月6日まで行われました。
 資料1は、北支那方面軍(岡村寧次方面軍司令官の名前から「岡村部隊」と呼ばれました)の参謀部が作成した、昭和16年12月20日付の戦時月報資料別冊です。戦時月報とは、部隊の毎月の報告書のことです。この別冊の24画像目から32画像目には、第11軍の参謀部が作成した「呂集団作戦地域内遊撃隊及敵情要図」という地図があります。この地図には、湖南省にいた「遊撃隊」や「新四軍」などの中国軍の部隊の配置が記載されています。なお、資料中に記されている「呂集団」とは、第11軍のことを指しています。
 資料2は、支那派遣軍総司令部が昭和17年(1942年)に作成した「支那派遣軍総合戦果(昭和十六年)」です。この資料は、昭和16年における支那派遣軍の総合戦果を「交戦回数」「交戦兵力」「遺屍」「捕虜」「主要鹵獲品」「我ガ損害」などの項目別に評価しています。なお、資料中に記されている「呂集団」と「登集団」は、第11軍と第13軍を指しています。
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