日米交渉 資料解説
昭和16年(1941年)7月15日
野村大使、本国に対し、井川・岩畔ら非公式接触者について意見具申
資料1:B02030715600 14 昭和16年7月14日から昭和16年7月15日(5〜15画像)
「昭和16年7月15日野村大使発松岡外務大臣宛公電第五〇八号(極秘、館長符号)」
画像資料
 昭和16年(1941年)7月15日、野村大使は本国に対し、岩畔豪雄大佐と井川忠雄中央金庫理事について、意見を述べています。
 資料1によれば、野村は、国務省を相手とする交渉のみでは、希望の成果をあげようとするのは絶望的であるとし、「裏面工作」の併用を具申しています。野村は、その「裏面工作」を担当する人物として、岩畔大佐と井川忠雄の二人を挙げ、本国政府が二人の交渉への関与について、手続き上の問題で詮議することがないように求めています。
このページを閉じる