昭和１６年（１９４１年）６月１７日 蘭領東インド交渉打ち切り 資料1：B04013606200　日、蘭通商条約関係一件／昭和十五、六年日、蘭会商関係 第三巻 １．一般 分割２（９２画像〜９５画像） 「昭和１６年６月１７日芳沢代表発松岡外務大臣宛公電会商第二四二号ノ一（至急、館長符号扱　外機密）」 　昭和１６年（１９４１年）６月１７日、日本政府とオランダ（蘭印）政府との間の交渉が打ち切りとなりました。 　資料１はバタヴィアに駐在する芳沢謙吉代表から松岡外務大臣に宛てられた同日の機密電報です。 蘭印総督から日本政府案に対する譲歩案を得られなかったこと、総督に対して日本政府の訓令に基づき代表部として交渉を打ち切り、引き揚げる旨を言明したこと、交渉打ち切りにも拘わらず、蘭印から提示された砂糖などの農産物の供給は続行されるとの回答を総督から得たこと等がこの電報では明らかにされています。