トップページ > グロッサリー検索
解説 | 朝鮮における抗日運動の鎮圧やロシア・満洲方面の国境警備を担った師団。朝鮮における日本軍の配備は日露戦争を契機に行われ、韓国駐箚軍は1904(明治37)年3月に司令部と隷属部隊の編成を完了した。1909年以降は、韓国駐箚軍に加えて、2個連隊を増派する臨時派遣隊制度が採られた。1915(大正4)年5月軍備増強のために、2個師団の増設が決定され、朝鮮に第19師団と第20師団が設置されることとなった。第19師団は1916(大正5)年4月、羅南に新設された。初代師団長は立花小一郞。第19師団は、歩兵第37旅団(咸興)と歩兵第38旅団(羅南)で構成され、隷下に歩兵第73連隊(羅南)、歩兵第74連隊(咸興)、歩兵第75連隊(会寧)、歩兵第76連隊(羅南)等が置かれた。第19師団は、ソ連との国境地域に集中的に配置された。1920年10月第19師団を中心とする日本軍部隊は、琿春等で朝鮮独立運動の活動家等を攻撃した(琿春事件)。 |
---|---|
上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 師団 > 第19師団 |
レファレンス コード |
「第19師団方面に兵力増加の件」Ref:C03022459600 |