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解説 | 師団は、日本陸軍の常備兵団における最大の編制単位。日露戦争後の軍備拡張のため、第18師団は1907(明治40)年10月に第17師団とともに新設され、同年12月第18師団司令部が久留米市に設置された。初代師団長は木村有恒。第18師団は、歩兵第23旅団(大村)と歩兵第24旅団(久留米)で構成され、隷下に歩兵第46連隊(大村)と歩兵第55連隊(佐賀)、歩兵第48連隊(久留米)と歩兵第56連隊(久留米)等が置かれた。1911年11月第18師団は明治天皇を迎え、陸軍特別大演習を実施した。第一次世界大戦勃発後の1914(大正3)年9月、第18師団を基幹とする独立第18師団が編成された。同師団は山東半島に上陸し、同年11月青島を陥落させた。1923年の関東大震災の際には、第18師団から工兵第18大隊と救護班が東京に派遣された。1925年の宇垣軍縮により第18師団は第13、第15、第17師団とともに廃止されたが、第12師団が小倉から久留米に移転した。日中戦争勃発後の1937(昭和12)年9月、第18師団は再度編成された。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 師団 > 第18師団 |
レファレンス コード |
「第18師団司令部歴史 明40.10.19〜大14.5.1」Ref:C14060950600 |