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解説 | 師団は、日本陸軍の常備兵団における最大の編制単位。日露戦争中の1905(明治38)年、既存の全ての師団が戦地に派遣され、日本国内に駐留する師団がなくなったため、4個師団が新設された。第15師団はその一つであり、1905年7月に千葉県習志野(現在の習志野市)で編成され、1908年に衛戍地が豊橋に決定された。初代師団長は沖原光孚。第15師団は、歩兵第17旅団(豊橋)と歩兵第29旅団(静岡)で構成され、隷下に歩兵第18連隊(豊橋)、歩兵第60連隊(高師)、歩兵第34連隊(静岡)、歩兵第67連隊(浜松)等が置かれた。第15師団は、1921(大正10)年から2年間満州に駐屯した。1923年の関東大震災の際には、第15師団から歩兵第34連隊や歩兵第67連隊等が神奈川に派遣された。1925年の宇垣軍縮により、第15師団は第13、第17、第18師団とともに廃止された。日中戦争勃発後の1938(昭和13)年7月、第15師団は再度編成された。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 師団 > 第15師団 |
レファレンス コード |
「第15師団諸部隊広島に集中の件」Ref:C03020363800 |