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解説 | 師団は、日本陸軍の常備兵団における最大の編制単位。1895(明治28)年の日清戦争終結以降、日本はロシアとの戦争に備えるために戦力を増強することとなり、6個師団を新設したが、第8師団はその一つであり、1898(明治31)年弘前に新設された。初代師団長は立見尚文。第8師団は、歩兵第4旅団(弘前)と歩兵第16旅団(秋田)で構成され、隷下に歩兵第5連隊(青森)、歩兵第31連隊(弘前)、歩兵第17連隊(秋田)、歩兵第32連隊(秋田)等が置かれた。1902年1月第8師団隷下の歩兵第5連隊が、八甲田山で雪中行軍演習を実施し遭難した。1904年の日露戦争では、第8師団は1905年1月の黒溝台の会戦に参加し、大きな損害を受けた。第1次世界大戦中の1915(大正4)年には、大正天皇臨席のもとで津軽平野で陸軍特別大演習が実施された。1922年4月第8師団はシベリアに派遣され、ロシア革命勢力と戦闘し同年10月に帰還した。1923年の関東大震災の際には、第8師団から歩兵第5連隊や歩兵第31連隊等が東京と神奈川に派遣された。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 師団 > 第8師団 |
レファレンス コード |
「第8師団主力西伯利派遣及第11師団内地帰還輸送処理に関する件」Ref:C03010330700 |