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解説 | 朝鮮に置かれた日本の憲兵部隊。すでに臨時憲兵隊が1896(明治29)年に設置されていたが、日露開戦後韓国駐箚軍隷下に入り、電信線、鉄道の保護を目的に各地に分駐し、普通警察と軍事警察を担った。1910年6月韓国の警察権が日本に移されると、警察と統合され、憲兵警察制度が発足した。同年9月憲兵が治安維持に関する警察及び軍事警察を掌ることが定められた。1910年8月韓国併合後は朝鮮駐箚憲兵隊(1918年から朝鮮憲兵隊)と呼称した。中央の警務総長を憲兵隊司令官が兼ね、地方の警務部長を憲兵隊長が兼ねた。1919年朝鮮憲兵隊は朝鮮の独立を求める三一運動に対する武力鎮圧を行った。この独立運動を経て憲兵警察制度は廃止された。1922(大正11)年5月の国境監視事務廃止により人員整理が行われ、第1次世界大戦後の軍備縮小により1923年以降数次にわたって人員が削減された。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 外地行政・軍組織 > 朝鮮駐箚憲兵隊/朝鮮憲兵隊
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レファレンス コード |
「在朝鮮憲兵隊へ蹄鉄追送費の件」Ref: C06082477700 。 |