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解説 | 大韓帝国(韓国)及び朝鮮に駐屯した日本軍の司令部。朝鮮における日本軍の配備は日露戦争を契機に行われた。日露戦争の際に日本軍は、ロシアとの戦闘に注力する作戦部隊と、韓国内の占領地の守備や兵站を担う駐箚軍に分けられた。韓国駐箚軍は1904(明治37)年3月に司令部と隷属部隊の編成を完結し、4月に漢城に到着した。8月には編成が拡大された。韓国駐箚軍は、戦争の後方支援とともに鉄道敷設の任務も担い、電信・鉄道・軍需品に関する軍律を地域の一般住民に適用した。軍律は日露戦争終結以降も存続し、1910年韓国併合の際に廃止された。韓国駐箚軍は常駐師団計画によって1916(大正5)年から第19師団、第20師団の編成を開始し、1918年に朝鮮軍と改称された(編成完結は1921年)。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 外地行政・軍組織 > 韓国駐箚軍/朝鮮駐箚軍 |
レファレンス コード |
「韓国駐留軍司令部編成完結の件 陸軍大臣」Ref:C06040601800、「韓国駐剳軍司令部及隷属部隊編制要領」Ref:C0604014640、「御署名原本・明治三十九年・勅令第二百五号・韓国駐箚軍司令部条例」Ref:A03020680799、「日露戦役ノ際韓国駐箚軍司令部編成一件」Ref:B07090619600、「韓国駐箚憲兵隊に関する件」Ref: C02030754200、「朝鮮駐箚憲兵条例ヲ定ム」Ref:A01200054100。 |