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解説 | 1898(明治31)年10月陸軍騎兵実施学校条例に基づき、目黒村(現在の東京都目黒区)に開校した。陸軍乗馬学校(1888年3月設立)を前身とする。士官に戦術及び馬術を訓練し、乗馬具・馬匹器具の研究・試験を担った。校長は騎兵監に直隷したが、乗馬具・馬匹器具自動車の研究や試験は陸軍砲兵会議議長の指揮監督を受けた。戦術科及び馬術科並びに教導中隊が置かれた。各科の学生は騎兵士官が対象であったが、戦術科には歩兵士官、馬術科には野戦砲兵・輜重兵士官も入学した。日露戦争勃発に伴い1904年2月から学校は閉鎖され、全校馬が戦地に派遣された。1906年5月に再開された。1917(大正5)年12月所在地を習志野(現在の千葉県船橋市)に移転した。1918年9月陸軍騎兵学校と改称され、戦術科学生を甲種学生、馬術科学生を乙種学生とし、下士学生を廃止し、教導中隊は2個中隊の教導隊となった。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 教育機関 > 陸軍騎兵学校 |
レファレンス コード |
「御署名原本・明治三十一年・勅令第二百三十号・陸軍騎兵実施学校条例制定陸軍乗馬学校条例廃止」Ref:A03020352900、「標題(第4章 騎兵実施学校に関する事項」Ref:C13110619000、「騎兵実施学校條例を陸軍騎兵学校條例に改正の件」Ref:C03010036100、「大正12年 公文備考 変災災害付属 巻1」Ref:C08050993800。 |