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解説 | 1896(明治29)年5月参謀本部条例改正により設置された参謀本部の内部部局。1889年3月に陸軍参謀本部が参謀本部に改編された時点では、第1局と第2局からなる陸軍参謀本部時代の局制が存続していた。第1局は出師計画及び団隊編制や交通法の調査を、第2局は国防及び作戦計画、陣中要務の規定、外国軍事の調査を所掌していた。1893年10月参謀本部条例改正で、第1局は動員計画の調査、平戦両時団体編制の起案、兵器材料弾薬装具の審議、戦時諸条規の起案、運輸交通の調査及び計画を、第2局は作戦計画の調査、要塞位置の選定及びその兵器弾薬の審議、団隊布置の審議、外国軍事の調査、外国地理の調査及び地図の編集を所掌することとされた。1896年5月条例改正で局制が廃止され、部編制に移行した。従来の第1局の業務は第1部と第2部に引き継がれ、第2部は動員、平戦両時団隊編制、兵器材料弾薬装具、戦時諸条規を所掌した。1899年1月の条例改正による担当業務の変更後は、第2部は大阪以西の師団管区を管轄し、主に台湾、清国(満州を除く)及び英国、オランダ、イタリア、スペイン等とその植民地、中近東、アフリカ、東南アジア、南北アメリカの作戦及び情報を所掌した。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 参謀本部等 > 参謀本部第2部 |
レファレンス コード |
「参謀本部諸規則関係雑纂」Ref:B15100711200。 |