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解説 | 参謀本部が策定した軍令事項を執行する機能と、師団司令部としての機能を併せ持つ組織。1878(明治11)年12月監軍本部条例(太政官達第52号)に基づき設置された。東部・中部・西部をそれぞれ所管する3名の監軍本部長より構成された。監軍本部長は陸軍中将により補任され、平時には検閲と軍令の出納(軍令事項の執行)を担ったが、戦時には師団司令長官として旅団と後備軍を統率した。監軍本部長の下には幕僚参謀部が置かれた。1885年5月監軍本部条例が改正され、監軍本部は監軍部と改称された。この際に各監軍本部長も監軍と改称された。1886年7月勅令第57号により廃止された。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 参謀本部等 > 監軍本部 |
レファレンス コード |
「監軍本部條例 12月13日」Ref:C09060318500、「監軍本部条例ヲ改正ス」Ref:A15111026500、「監軍部ヲ廃ス」Ref:A15111150300。 |