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解説 | 1879(明治12)年9月南千住(現在の東京都北区)に開設された、陸軍所用の軍服用の絨(毛織物)類及び毛糸等を製造する機関。内務省の管轄下に置かれた。1881年4月農商務省に移管され、さらに大倉組等民間への払い下げが検討されたが、結局1888年7月陸軍省に移管された。同月の千住製絨所官制(勅令第52号)では、陸軍大臣の管理に属し陸軍所用の絨類製造を管掌することとされたが、実際には陸軍省移管後も他官庁や民間からの注文にも応じていた。1919(大正8)年4月には半官半民の特設会社にするか、民間へ払い下げるかが検討されたが、民間会社の経営基盤や技術水準の問題でいずれも実現しなかった。 |
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上位の階層 | 陸軍(明治・大正期) > 陸軍省外局等 > 千住製絨所 |
レファレンス コード |
「千住製絨所大倉組ヘ払下ヲ允ス」Ref:A15110294700、「千住製絨所大倉組ヘ払下取消」Ref:A15110294800、「千住製絨所所轄替の件」Ref:C06080530900、「御署名原本・明治二十一年・勅令第五十二号・千住製絨所官制」Ref:A03020024200。 |