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地域 | 日本 |
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都市名 | 長崎 |
解説 | 高島支庁は、長崎県の高島炭山の採炭を行った工部省鉱山寮の支庁である。1868年より旧佐賀藩主鍋島直大とグラバー商会が契約し採炭を開始した。1872年に、外国人との採掘を禁じる日本坑法に抵触することと、負債を理由に鉱山寮所管とすることが要請された。1874年に高島支庁が置かれ、水壁の設置、捲揚機械の大型化、ポンプの設置などが行われた。同年後藤象二郎に売却され、支庁も閉鎖された。1879年には後藤と契約して経営を行ったジャーディン=マセソン商会が後藤を起訴したが、日本坑報に抵触するものとして原告の意不成立とされた。1881年に岩崎弥太郎へ売却され、以降三菱により1986年まで経営が行われた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 大蔵省『工部省沿革報告』1889、271頁~281頁 「高島炭鉱」(石井寛治)『国史大辞典』9巻、吉川弘文館、1988、28頁 「高島炭鉱事件」(佐藤能丸)『国史大辞典』9巻、吉川弘文館、1988、28頁 「在横浜英吉利国「マデソン」商会ヨリ後藤象二郎ニ係ル高島炭坑ニ於ケル器械使用差留一件 第一巻」(アジ歴Ref:B11091674900) |
歴代長官 部局長等 |
伊藤保義(主任) ベンリーウイルレムマーテン(炭坑師、英) トンプリンク(書記、蘭) ガラバー(書記、英) ヘンリーウヱーキ(坑夫、英) ジョンスミツスヘルレス、フオルト(坑夫、英) サミユールミルラルシツプ(坑夫、英) ジャツキ(巡幸丸船長、英) ウイルリヤム(東雲丸船長、マレー) アレキサントルホール(器械師、英) |