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地域 | 日本 |
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都市名 | 兵庫 |
解説 | 生野鉱山分局は、兵庫県の生野銀山における採鉱を行った工部省鉱山局の分局である。1868(明治元)年12月に鉱山司生野出張所が設置され、新政府による開削が始められた。民部省・大蔵省に転属したのち、1870年閏10月に工部省の管掌となる1871年8月14日、工部省内の鉱山寮設置にともない生野支廳となる。1877年1月に鉱山寮が鉱山局に変更され、生野鉱山分局と改称された。1883年に生野鉱山局と改称、工部省の直轄となった。1885年12月の工部省廃止に伴い、1886年4月以降は大蔵省に属した。大蔵省では奏任官の事務長のほか技術官・属が置かれ、鉱場課・製鉱課・分析課・機械課・庶務課・会計課・営繕課を設けている。1889年には帝室財産に入り、宮内庁御料局生野支庁となった。1896年に佐渡鉱山・油戸鉱山とともに三菱合資会社に払い下げられた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「農商務省所轄三池佐渡生野三鉱山ノ事務ヲ大蔵省ノ管理ニ付ス」(アジ歴Ref:A15111081300) 「大蔵省、三池佐渡生野鉱山ニ工業所ヲ置ク」(アジ歴Ref:A15111098400) 「佐渡生野二鉱山ヲ帝室御財産ニ編入ス」(アジ歴Ref:A15111497600) 「三池佐渡生野三鉱山局ノ官制ヲ定ム」(アジ歴Ref:A15111082100) 「佐渡生野両鉱山局官制ヲ廃ス」(アジ歴Ref:A15111669400) 「生野銀山」(小葉田淳)『国史大辞典』1巻、吉川弘文館、1979、460頁 大蔵省『工部省沿革報告』1889、223頁~238頁 |
歴代長官 部局長等 |
朝倉盛明(鉱山分局主任、鉱山分局長、鉱山局長) |