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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 水路寮は水路の測量、海図の製作、水路誌の編纂、気象や海象の観測など、航海の保安に関することを担った海軍の組織。1872年(明治5)10月、兵部省海軍部に設置された水路局を廃し、海軍卿直下の組織に改編して設置された。同年11月に『海軍条例』が制定され、水路寮は「海路測量水路嚮導監督灯台浮標建築補持配置等ヲ掌ル」と定められた。翌年7月には分課が定められ、庶務課・会計課・測量課・製図課・教授課・編集課が設置された。水路寮時代の事項としては1873年(明治6)2月、台湾水路誌の完成、1874年(明治7)7月、観象台の竣工などがあげられる。1876年(明治9)9月、再び内局の海軍水路局となった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「省中布告 所轄庁達 水路局を廃し水路寮設置の件」(アジ歴Ref: C09110002600)、「海軍条例」(アジ歴Ref: C11081180800)、「太政官 水路寮を水路局と改正の義更に御達相成度上請」(アジ歴Ref: C06090168000)。 水路部編『水路部沿革史―自明治19年至大正15年―』(水路部、1935年)、海軍大臣官房編『海軍制度沿革』巻二(海軍大臣官房、1939年、375~409頁)。 |