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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 1897年9月15日施行の「築城部条例」に基づき、工兵方面の業務を引き継いで設置され、各要塞の砲台建築を担った。築城部条例によれば、同部は陸軍大臣の管理下に属し、国防用防禦営造物の建築・修繕・保管およびこれに関する砲兵事業の調査ならびに工兵事業を管掌することと規程された。築城部は、築城本部と築城支部により構成され、築城本部は東京に置かれた。築城本部長には陸軍少将もしくは工兵大佐、支部長には工兵中佐もしくは少佐、ないしは工兵大尉が就くこととされた。築城部は1932年7月に「陸軍築城部」と改称されるとともに、それまで兵器廠が担当していた砲台の備砲工事も担うこととなった。陸軍築城部は1945年4月に各軍管区に分割される形で廃止されるまで、砲台建築および防空施設の建設を行った。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「陸軍築城部」(原剛執筆)原剛・安岡昭男編『日本陸海軍事典コンパクト版 上』新人物往来社、2003年、29頁。「陸軍兵器廠条例○築城部条例ヲ定メ○砲兵工廠条例ヲ改正ス」(アジ歴Ref:A15113132500)。 |
歴代長官 部局長等 |
石本新六 |