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地域 | 日本/サハリン(樺太) |
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都市名 | 函館・コルサコフ(大泊)・シスカ(敷香) |
解説 | 1875(明治8)年5月7日の「樺太・千島交換条約」調印後、すでにサハリン島で活動していた日本人漁業者は日本政府の認可を得て、継続してサハリン島で活動するとともに、その後、新規の出稼漁業者も増加したことから、1880年にコルサコフにおいて「薩哈嗹嶋出稼漁業者寄合」を組織した。1883年には「薩哈嗹嶋出稼漁業者寄合」を改組して「薩哈嗹嶋出稼漁業組合」を組織した。さらに、1896年に至り「薩哈嗹嶋出稼漁業組合」を解散して、改めて「薩哈嗹嶋漁業組合」を組織し、事務所を函館・コルサコフ・シスカ(敷香)に置いた。1902年3月27日には出稼漁業問題の紛糾に対応するため、日本政府により外国領海水産組合法が公布され(同年4月1日施行)、「薩哈嗹嶋漁業組合」は「薩哈嗹島水産組合」に改称された。薩哈嗹島水産組合は1904年の日露戦争開戦まで存続した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 片山房吉『大日本水産史』有明書房、1983年、1082頁。 |
歴代長官 部局長等 |
組長:相原寅之助(薩哈嗹嶋出稼漁業者寄合総代)/西村利光(薩哈嗹嶋出稼漁業者寄合総代)/内山吉太(薩哈嗹嶋出稼漁業者寄合総代)/内山吉太(薩哈嗹島水産組合組長) |