トップページ > グロッサリー検索
地域 | 日本 |
---|---|
都市名 | 東京 |
解説 | 農商務省の内局。1881年4月の農商務省設置に伴って置かれる。「農商務省事務章程」によると、勧商・会社・度量衡・商船・海員・商業上の統計に関する文書の採集、商法会議所に関する事務を取り扱った。局内に会社・管船・権度・統計・調査・庶務の各課を置いた。1882年4月、管船課が分離・独立して管船局となる。1890年6月、工務局と合併して商工局となる。以後、頻繁に分離・合併を繰り返し、1925年4月に商工省となる。1890年6月に公布された農商務省官制により、それまでの商務局と工務局を統合して設置された。この官制により、商工局は、商工会議所及び商工同業組合、度量衡、商事会社、商業仲立人及び仲立人組合、内外通商、相場所の営業、工場製造所、保険営業、商工業に係る報告及び統計の材料蒐集に関する事項を所管した。1897年6月、1909年7月に商務局と工務局に分割されたが、それぞれ1898年11月、1913年6月に商工局に再統合された。1919年5月には再び商務局と工務局に分割され、分割された形で1925年に新設の商工省に引き継がれた。 |
上位の階層 | |
参考資料 | Ref. A15111924300 吉川弘文館編集部編『近代史必携』(吉川弘文館、2007年)、204-9頁 |
歴代長官 部局長等 |
斎藤修一郎(1890年6月21日-1893年3月9日)/斎藤修一郎・局長心得(1893年3月9日-1893年3月13日)/若宮正音(1893年3月13日-1895年10月10日)/藤田四郎・局長心得(1895年10月10日-1895年10月22日)/安藤太郎(1895年10月22日-1897年4月2日)/武富時敏(1897年4月2日-1897年6月12日)/木内重四郎(1898年11月1日-1903年5月18日)/美濃部俊吉・局長代理(1900年5月21日-1900年6月18日)/牧朴真・局長代理(1900年6月18日-1901年3月12日)/和田彦次郎(1903年5月12日-1903年9月3日)/森田茂吉(1903年9月3日-1907年12月25日)/久米金弥・局長心得(1907年12月25日-1907年12月27日)/大久保利武(1907年12月27日-1909年7月30日) |