日本

東京

農業に関する官営試験場。1893年4月設置。その役割は農産の増殖改良に関する試験を実施するほか、土質・種子・肥料・飼料などの分析鑑定も行った。また試験成果は巡回講話や『農事試験場成績』『農事試験報告』といった定期報告書を通じて普及された。農商務大臣が必要と認める地に支場を設置することとされ、東京西ヶ原をはじめ、大阪・広島・徳島・熊本・宮城・石川・愛知・島根・秋田に順次支場が設置された。組織は戦後に農業試験場などに改組されるまで続いた。

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『明治官制辞典』東京堂出版、1969年、537-538頁。

農事試験場長：沢野淳（1893年4月11日-1903年7月26日）／斎藤萬吉・場長心得（1903年7月27日-1903年9月9日）／古在由直（1903年9月9日-1920年9月27日）