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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 農業振興を掌る内務省の内局。内務省には産業振興を担う勧業寮が存在したが、1876年5月に商務を取り扱う勧商局が独立、1877年1月に勧業寮を勧農局と改組した。その役割は、農業・養蚕・牧畜・水産・製造(製糸・機械・製茶)の各産業に関する行政、官営工場・試験場の運営にあった。1877年12月の処務仮条例において、動植・製造・農学・報告・庶務・局長の6課が設けられ、さらに勧農寮が管轄する機関として下総牧羊場・富岡製糸場・千住製絨所・新町紡績所・新宿試験場・三田育種場・取香種畜場などが設けられた。1880年3月には処務条例が改正され、本務・報告・陸産・水産・製造・地質・算査の各課に再編された。1881年2月には獣医取締・獣畜衛生事務を管掌した。同年4月の農商務省新設に伴って廃局、農商務省農務局に継承された。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 『明治官制辞典』東京堂出版、1969年、136-137頁。 |