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地域 | 日本 |
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都市名 | 群馬 |
解説 | 1872年に創業した、官営の模範製糸場。欧州式の機械製糸業を導入するため、群馬県甘楽郡富岡に建設された。当初はポール・ブリューナらフランス人技術者の指導の下で経営されていたが、1875年に日本人による経営に移行した。創業以来大蔵省の所管とされていたが、1881年に農商務省が設置された事に伴い、同省農務局の所管となる。1880年に払い下げを通告するも希望者が集まらず、1884年には払い下げが廃案となった。1891年にも再び払い下げが試みられたが不調に終わり、最終的に1893年10月に三井家への払い下げが実現した。その後1902年に原合名会社へ、1939年に片倉製糸紡績株式会社へと経営権が移っていったが、1987年に操業を停止した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 井川克彦「富岡製糸場」宮地正人・佐藤能丸・櫻井良樹編『明治時代史大辞典』(吉川弘文館、2012年)第2巻、882頁 富岡製糸場世界遺産伝道師協会『富岡製糸場事典』上毛新聞社、2011年 |
御雇外国人 | ポール・ブリューナ |