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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 1875(明治8)年に内務卿大久保利通の太政官伺に端を発し、三菱会社に商船学校の建設を命じた。創設された私立三菱商船学校は、主幹中村六三郎を中心に三菱社船成妙丸を教室とした船員養成のための教育機関であり、御雇外国人教師のオランダ人コールニンクとイギリス人ラムセーによる運用術や航海術などが教授された。1882年に官立(農商務省)に移管され、東京商船学校と改称した。さらに1886年制定の商船学校官制によって逓信省の直轄となった。日清戦争を契機に海軍力の増強という観点から1904年には商船学校の生徒は海軍の兵籍に編入された。なお、東京商船学校は1925(大正14)年に文部省管轄の東京高等商船学校となった。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 「商船大学」(執筆者上沼八郎)『国史大辞典』7巻、吉川弘文館、1986、547頁。「東京商船学校」(執筆者寄田啓夫)宮地正人、佐藤能丸、櫻井良樹編『明治時代史大辞典第2巻』(吉川弘文館、2011年)794~795頁。 |
歴代長官 部局長等 |
中村六三郎(主幹) |
御雇外国人 | コールニンク(教師)//ラムセー(教師) |