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地域 | 日本 |
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都市名 | 東京 |
解説 | 社寺・宗教事務を取り扱った内務省の内局。1877年1月の教部省廃止に伴って設置。1878年3月の職制及事務章程によれば、その職掌は「官社及一般神社寺院及宗教ニ関スル事務」とされた。また、神社明細帳・寺院明細帳の作成のほか、古社寺保存事務なども担った。局内の体制は、当初は5部制を採ったが、1883年12月に社務・寺院・庶務の3課制に移行、さらに1886年1月に神社・寺院の2課制に移った。1893年11月、教規宗制を取り扱う教務課を設置。1900年4月の官制改正で廃局、神社局と宗教局に分離した。この神社局は内務省内において筆頭局に位置付けられ、内務省内においても名目上は、国家神道に関する事務を重要視することを意味した。「内務省官制」(明治31年12月22日、勅令第259号)によると、事務官以外に学識経験者から任用される参与(7人以内)、専任の考証官(2人以内、うち1人は勅任)、祭務官といった職員が配置された。1940(昭和15)年11月9日には神社局を外局化し、内務大臣を総裁とする神祇院を発足した。 |
上位の階層 | |
参考資料 | 大霞会編『内務省史』第2巻、地方財務協会、1970年。『明治時代史大辞典』第2巻、吉川弘文館、2012年、224-225頁(執筆:安中尚史)。 |
歴代長官 部局長等 |
斯波淳六郎(1900年4月27日-1913年6月13日) |